ブラピ主演で映画にもなったマネーボール。
メジャーリーグのアスレチックスが低予算ながら成果の出る選手に投資して優勝する、という話。
その後どうなったのか?気になって調べるに2022年度は60勝102敗。首位に46ゲーム差をつけられてのぶっちぎりの最下位であった。
なんとなく日本ハムの盛衰とリンクする。
シンプルに考えればこういうチャレンジャー戦略はリーダーのお金があるチームが真似をすればつぶすことはできる。
日本ハムでいうと武田久という10年物の絶対的な抑えを獲得できたことがあって、安く獲得して、高くメジャーにポスティングするという意味での「マネーボール」ができたように思う。
よく言われるように、日本ハムは10年物のあたりを引いたはずだった斎藤佑樹投手と清宮選手の伸び悩みで成長戦略が破綻して今の状態になっているのだと思う。
ただ最近の野球は1年間最下位で我慢して若手を育て、翌年にジャンプアップというヤクルトのスタイルが主流ではある。ヤクルトは村上を我慢して使い続けて最下位になり、翌年一気に突き抜けた。
そういう意味では万波、清宮、野村で80本くらい打つようになるならそこそこ上位も行けるように思う。
基本的に低予算が基本のNPB。どこのチームもチャンスがあり、どこのチームも落とし穴がある。マネーボールはどこでもやるようになったのだ。