サンプルだけ見ていると、なんも響かなかった。
父親としての役割「尊敬される父親としての行動をする」
まあそうだけど、という。
価値観が大事だな、と実感するのは親の価値観との衝突が避けられないときであった。
そもそも合わないのがわかっているから接点をなるべく持たないようにしていたのが、子供(親から見れば孫)、相続、介護、墓あたりが現実的に射程に入るときに不可避的に接点ができてしまう。
「子供に迷惑をかけたくない」というけれど、そのための具体的な準備は何もしてない。価値観としては親は「気持ち」の価値観、こちらとしては「行動」の価値観である。気持ちだから受け取ってくれ、っていやなこった。恩着せがましい、としか思えないわけだ。
価値観というのは「嫌だ」と思うことに対して実感がしやすいように思う。
たとえばリッツカールトン。行ったら違うのかもしれないけれど、個人的にはアパホテルの方に幸せを感じる。
シンプルに言えば名より実を取る、という価値観。
ただここで言う実というのも掘り下げれば人から見れば名に見えることもあるわけで、単純に自分の価値観に忠実に、といえる。
憲法のようだけれど、自分の価値観が大事、という価値観も忘れがちだけれど挙げておく。自分の価値観が一番、ではなく、ここにご先祖様、とかあるいは日本人としての心、みたいなことを無意識に入れている場合も普通にある。世間体、とか世間の常識、といえば安易にたたきやすいが、若者は若者で世間体を「流行」という形で信じている。
タイトルの響かないから実践して自分がやる、という態度も価値観が出ているな、と思う。