新年明け夕刊フジ。
もう廃刊までファイナルラップである。
夕刊フジに学ぶものなどなさそうでいて、
・日本史
は案外役立っている。
「日本史なんてダセエ!」
というタイプだったけれど、地方出身の人には地元の名士的な人物は生きていて、話題のきっかけとして役立つ。
夕刊フジのターゲットはタクシーの運ちゃんとか、営業マンみたいなところからいちおう日経読んでるけど、ゲスいとこのあるむっつりおじさんであるからして、お役立ち度合いが高い。
会話のきっかけ程度でよくて本格的になりすぎない程度がよい。日経とか難しい本ばかり読んでる系のおじさんは俺の方が知ってる、とか正確性ばかりでつまらん。まあフジしか読んでないならそれはそれで話が脂ぎっててくどいのだが。
年代的にも前立腺ガンになっちゃった記者がいくら治療にかかってるか、とかの記事は役立った。
あとは介護系の映画の話だとか、その人は今的な話、地方移住情報など。
ゴルフ記事も若干浅めだったり、逆にマニアックすぎでゲンダイの方がゴルフは好きだったけど、コーナーがある分よい。
お色気系は最後懐かし話しばかりで実用性はあまりなかったが、高須医院長いるんだから男性向け美容手術ネタでもやりゃよかったように思う。
結局のところ扶桑社新書のダイジェスト版的に夕刊フジを楽しんだことになる。
ブックオフに立ち寄るのが好きだったけれど、座って読めるブックオフダイジェストみたいなレベルが夕刊フジということであった、ということだろうと。
当分この「追悼夕刊フジ」は個人的に続く。