ピッチングで重視していることは「ナイスボールに期待しない」である。
追い込んでから球数が多くなってしまっていた時代に
「決め球(ウイニングショット)がない」
と監督に言われ、決め球を考えたが、
・ストンとおちるフォーク
・空振りの取れるストレート
・ゴロで打ち取るチェンジアップ
のような決め球らしい決め球は結局できなかった。
こういうものは「できたら儲けもの」なのだ。
逆に
・インコースを狙ってデットボールを当ててしまう
・外角のボールもコンパクトに振られてセンターに打ち返される
・左バッターの内角はボール球にしないと大きく持っていかれる。
みたいなことをちょっとずつ蓄積して、狙うというよりは「そこにはいかないように」で幅を持たせていった結果、トータル的に決め球らしきものができていった。
よくあるのが120ヤードくらいで7鉄で軽めに打とうとしたときに引っ掛けてしまうというもの。大抵右肩の位置が浅くて、右肩が突っ込んで打って引っ掛ける的傾向がある。
それで距離はあっていてもアプローチで20ヤードくらい残すというような。
で、アプローチでダブルボギーオン。
のせるはいいけどここから3パット。
4打くらいここで食ってしまって、結果7,8打でトリプルボギーペースになりがち。特に前半3コースくらい。
特にセカンドショットのクラブでUTがいいのか、アイアンがいいのかの調子の見極めも大事。ここらへんはストレートがいいのか、変化球がいいのかを試しながら投げるのと同じ。
ピッチングもゴルフもいいボールの見極めと、調子の悪いボールをどう散らしていくか、立て直すか。
「悪いなりのピッチング」というが、ゴルフも基本は「悪いなりのゴルフ」であり、それがいわゆるところのマネジメントなのだと思う。