業務報告書

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息子の素朴な疑問

息子と社会の勉強をしていると、

「中国がパクっているっていうけど、日本だってパクってたじゃん」

という。


そうなのである。日本だってパクっている。

どっちがずっと上ということもないから、パクりあっているだけ、と。


「大谷は日本の誇りだ!日本の野球はメジャーにも負けていない!」

みたいなアホなナショナリズムは個人レベルで持っていても仕方ないが、

「アジアのサルに何ができるんだ?」と思っている層にはある程度効果はあるわけで

その意味では大谷やあるいはイチローに感謝しなくてはいけないところもある。


NIESとかASEANになんで日本は入ってないの?日本はアジアじゃないの?」

というのが息子の質問だったが、

日本は戦後アメリカの言いなりになって朝鮮戦争でいち早く欧米側の一員になれたから

そこには入ってない。


政治家についてもアメリカに

たてついた政治家は「なぜかはわからないけれど」あっという間になくなっているよ、

と。


息子の半分のルーツである、フィリピンはもっと先鋭的にアメリカの属国なので、

わかりやすい。


フィリピンはスペイン、日本、アメリカの植民地をやってきて、植民地ではあるのだけれど、

ある意味日本のように優等生でもなくて、アメリカ大好きだ!といいながら、基地は出て行け、と

やってしまう、やれてしまうw


日本では至極評判の悪いマルコス一族だけれど、農民が支持基盤の右派なので、フィリピンでは人気がある。

アメリカ大好き!マルコスも大好き!という矛盾した状態でもたいして疑問に思わないところがある意味いいのだと思うw


そんな話も交えつつ、アメリカに留学したい、という息子には、自分が初めて行った外国でもあるため、

とりあえずカナダあたりがいいんじゃないの?英語もわかりやすいし、一応多文化を掲げているし、と教えてやる。


オーストラリアあたりも親日のイメージがあるけれど、

やはりアジア人が少ない学校だと白人ばかりであんまり、ということがあるらしい。


あほのようなずぶずぶの陰謀論はさておき、ジャニーさんの話は陰謀論のようであって結果そうではなかった。

わかったからと言ってすぐどうなるわけではないけれど、そんな話をした、というお話。