姜尚中さん
ゴルフについての記事が共感を呼ぶ。実をいうと多くの人が「ゴルフをやったら負け」と思いながらゴルフを始める。
SNSやったらまけ、サラリーマンやったらまけ、携帯持ったら負け、リア充したら負け、結婚して子供もったらまけ。
農作業やったら負けと思っているので結果的に負けるのだと思う。
最近思うのだけれど、勝つも確信犯だと思う。
東京オリンピックなどその最たる例だと思う。
いろいろあるのはわかったうえで勝ったと喜ぶのだ。あとからあーだ、こーだなるのはみんなわかっていただろう。
現役中に称賛されるということは基本なく、現役時負け続けたことがのちに勝ったと称賛される。
どんなしょうもない人も死期がちかづくと帳尻合わせのように美談をねつ造する。
各種もろもろの送別会などを繰り返し、死ぬときの練習をすこしずつするわけだけれど、適当にやっていた人の挨拶ほど「なんだかちゃんとやっていたのでは?」と思わせる。
冒頭に戻り姜尚中さん。
その語り口といい、文才あふれる筆致といい、魅了する。
一方でひとことでいってしまうと「マザコンであることのいいわけ」ということになる。
人生の目標や目的というのを作ろう、というときに思うのだけれど、これはA面である。本人としては言い訳のつもりが世間では目的としてとらえてくれる。
わかるように説明しろというのは、内実として言い訳である。
言い訳するなといわれるが真に受けてはいけない。
責任も説明もやっていることは質のいいいいわけである。