20点満点とかの社会のミニテスト。
来週の期末の試験範囲ではないらしいが、
「明日ミニテストがある」と前日に言い出した。
「来週の試験範囲じゃないし、ECCの宿題やろうかな?」
などと言っている。
来週の試験範囲でなくとも、3学期の評価項目になるし、
そもそもこの手の提出系、ミニテスト系が弱くて成績が下げられているのに
それがわかっていない。だから評価が低いんだよ、と。
わかってはいたのに、ほおっておくと中間期末テストだけに頭が行く。
そういうもんだよね、と。
そもそもミニテストで満点を取ったことがないという。
「ミニテストはどこから出るかわからないから満点は取れないんだ」
「じゃあ範囲は?」
「教科書の62ページから69ページ」
「どこから出るかわかってるじゃんか。62ページから69ページを覚えればいいんだろ?」
「62ページから69ページのどこから出るかがわからないんだよ。」
「そりゃ、テストだからな。これまでのミニテストはどんなところから出てるの?」
「太字中心。」
「じゃあ62ページから69ページの太字を全部覚えればいいんじゃないの?」
「だから太字を覚えてもどこから出るかがわからないんだよ。」
「そりゃテストだからな。どこからわからないから全部覚えるんじゃないの?そもそもいくつあるんだよ、太字。」
「えぇと、植民地、オアシス、サヘル、レアメタル、モノカルチャー、プランテーション、アパルトヘイト、青年海外協力隊」
「10個もないじゃん。」
アフリカはヨーロッパに植民地にされて、モノカルチャーでプランテーションさせられてたんでしょ?
で、1つの作物ばかり作ると土地がやせちゃって砂漠化しちゃうんだよ。しかも土地を休ませないで作れるだけ作らせちゃうから。
あとは放牧させまくって、草を食べさせるから草がなくなって、砂漠化しちゃう。
持続可能な社会とかSDGsとかってここからきてるんでしょ?
などと話していたら、翌日はミニテスト満点だったらしい。
「なんでこれまで満点取ったことがなかったのに今回は満点だったの?」
「わからない。頑張ったから?」
「じゃあこれまではがんばってなかったの?」
「これまでも頑張っていた。」
「じゃあ頑張ったことが理由じゃないんじゃないの?」
「天才だから。」
「これまでは天才じゃなかったの?」
「これまでは天才じゃなかったの?」
「これまでも天才だった。」
「じゃあ天才だったことが理由じゃないんじゃないの?」
エンドレスで続くわけだけれど、つかえる国語力というのはこういうプロセスからでしか身につかないように思う。