理念だとか革命というと多くの若者が歴史的にも集い、ある意味騙されて、ある意味成り上がった。
かつては社会主義運動で、だんだんニューエイジを経てネットワークや自己啓発、カルト宗教、スピリチュアルへと移行する。
保守の若者は軍隊だったり、ブラック企業だったり、あるいはヤクザだったりに入るわけだ。
最近単行本になったネットワークビジネスがテーマの「マルチの子」は、ネットワークの手口が余すところなく展開されている。
帯にもあとがきにも、「ダメだ」とあるけれど、その代替案が示されていない。
そこで「推し活」ですよ、というのが答えなのかもしれない。
真面目に働いてそのお金で推し活しなさいよ、迷惑かからないし。女性であればジャニオタだったり。
マルチの子にしても700万の借金ということだけれど、金額だけでみてしまうと起業で1000万程度投資して溶かしたり自己啓発セミナーに1000万位というのはよく聞く。
実地でアウトプットしている分セールス技術は身についていそうだし、よかったじゃないですか、みたいな言い方もできてしまいそうにも思える笑
そもそもあの人もマルチ出身のベストセラー作家という人があるわけで、なんだかジャニーズ事務所が黙認されてきたようななんとも言えない気もする。
いろいろあった政治家もほとぼり過ぎればどうせまた出てくる。
とはいえ積立NISAのとおり、そのうちある程度のスクリーニングのできた商品を売るような、職業選択の自由はできてくるのかもしれない。