「おとうさ~ん、なんで海の水はしょっぱいの?」
「なんで海の水はしょっぱいか、だって?」
「うん!」
「涙の味もしょっぱいよな?」
「そうだね。」
「人は昔からかなしいと海に来るという。。。。」
「へ~。」
「海と心が響き合うと悲しくもないのに自然と涙が溢れ出すんだよ。」
「そうなの?」
「昔からのたくさんの人の流した涙で海はできている。」
「・・・・・・」
「泣いてるのか?」
「じゃあさ、最初に泣いた人はだれなの?その人が海を作ったみたいなものだよね?」
「!」
「神様?」
「答えは、海に聞くんだ。。。海はなんでも知っている。」
「じゃあ宿題の答えも知ってるかな?」
「それはグーグルに聞きなさい。」
「それはグーグルなんだ。」
「海はなんでも知っているけれど、なんでも教えてくれるわけじゃないから。」
「そうなんだ。」
「なんでも先生に聞けばいいってもんじゃないだろう?」
「そうだね。’自分できちんと調べてわからなかったらどこがわからないか聞きなさいって。’」
「いい先生だな。」