業務報告書

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楯突かないための勉強

1960年代の砂川事件、恵庭事件、加えて苫米地事件

1970年代の長沼事件。


学生の時に憲法の授業で習ったときは順番も内容もよくわからず。

統治行為論で「高度に政治的な~」みたいな話で、判断しないというお話。

なんとなく、全部北海道のお話かと思いきや、砂川事件だけは立川なのだった。


自衛隊違憲か合憲か!?」みたいな議論が素朴に裁判でされていた時代があったのがエモい。

まさしく高度に政治的なお話で戦後直後は一切戦力持たせないでいようと思っていたのが、

逆コースで軍備拡張となったわけで、普通にかんがえれば理論上は違憲であるが、高度に政治的だから判断しない、というだけのお話というか。さすがに自衛のための戦力はもっていい、というのも無茶だよね、と。認められても警察予備隊くらいまでではないか、と。


苫米地事件は解散したせいで、議員としての歳費が支払われないのはどうしてくれるんだ!というのが表向きの主張であるけれど、

7条解散説、69条解散説、これまた当時の吉田内閣の7条解散に歯止めをかけよう、という裏があったんだろうと。

困難確かやった気がする。憲法の条文解釈の範疇で答案をかいていたけれど、当時なんともどうでもいい話だな、と思っていたように思う。んなもん、改正してはっきりわかりやすく明記しておけばいいだろ、という。ああでもない、こうでもない、というのがナンセンスに感じていた。


それはさておき、警察内部の内部告発したら逮捕されちゃった話。ひどい話だな、と思った。

そういうのを見て、権力には楯突くもんじゃない、ということを学習していく。


学生の頃にやっていた勉強は権力にすり寄るほどでもないけれど、楯突いてしっぽを踏まない技術を学んでいたのだろうと思う。


高度に政治的な判断であって、末端が判断すべき問題じゃないっす、というw