業務報告書

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占有といい根性

ここでやらなくては絶対ないだろうなぁと全くタイプでもないが法学部であった。

 

社会正義にも法律で得したいという気持ちもなかった自分にはやはりなじめるものではなかった。

 

なんとなく法律というと暗い雰囲気というか役所的なイメージを持っていた。まあ実際にそうである。

 

法律で一番「え?」と思ったのが、「占有」というもの。もう少し抽象化すると「事実状態の保護」というものだ。同じ発想からすると「時効」などもその制度。

 

極端なことを言うと泥棒して奪ったものであっても、時間が経てばその人のものになる、という価値観。

 

これには納得がいかなかった。

 

「既成事実でやったもの勝ち」になっちゃうではないか。

 

あることないこと言って、既成事実を作ってそのよくわからない状態が何年も続けば「まあそうか」となる。嫌だ、そんなの、と。

 

いわゆるところの「内縁の妻」などもそう。

 

一方でなんのかんのと「実効支配」というのは強い面がある。

 

逆に言うと理想を掲げるとなると「いい根性」がないと容易にめげてしまう。

 

いい根性というのが抽象的な権利ではなく、具体的に場所をもっと占有し実在させていくことだと思う。