基本ヲタなワタスはもともとは家でテレビをみたり、ゲームをするのが好きなタイプ。しかも新しもの好きでマニアックだからいつもズレていて友達ができなかった。
野球全盛の時代に「だせえ」と海外につながっていそうなサッカーが好きだったりもした。
まああんまり友達ができないのも、と思い11歳とかなり遅い年になって野球を始めた。野球を始めたというより実はピッチャーだけやりたくて入った。
野球というのも会社みたいなもんで、年下でも先に入った方が先輩みたいなところがある。最初は年下にも怒鳴られながらのデビューである。
少年野球のヒエラルキーとして、ピッチャーキャッチャーは別格として、その次が内野、下手は外野というのがあった。最初は外野でノーコンピッチャーをみるにつけ(あんなんだったらオレの方がうまい。)と思っていた。
実を言うとピッチャーが一番ヲタには向いている。内野や外野は友達がいてノックでもしてくれないと練習にならないが、ピッチャーは壁だけあればよい。
デットボールを当ててしまうとビビってしまって投げられなくなってしまうエースがいたが、そこは嫌われモノ。
バッターも「こんなヲタに抑えられっか」とブリブリ振り回してしまうので、逆手にとられてかえって打てない。
小さい頃から親子鷹でやってるウチなんかはコーチや監督がお父さんだったりでお父さんまでカリカリさせていた。
申し訳ない。
「シゲオも負けたくないって思って努力したからうまくなった」と言われていたが、内心違う。勝ちも負けもない。そもそも嫌われるのが怖い、と同様期待を裏切るにも期待されていないのである。
抑えればそれだけで金星。楽である。