業務報告書

主にお友達のブログの読者になるためのブログです。

とりあえず年号暗記の楽しさを伝えたい。

「風呂で覚える倫理」を読んでいる。赤本の会社の出してる昔からある本。

個人的にはあの薄さが大好きなのだ。

 

読む、というよりは「ホッブス、ロック、ルソー」などと暗記している。

 

高校時代に飛ばしてしまいがちな「政治経済」「倫理」などが一番ためになり、実をいうと日本史、世界史というメインディッシュの面白いところだけがまとまっている。

 

息子と社会の教科書を一緒に読み込んであらためて思ったけれど

西郷隆盛は江戸の末期は倒幕側なのだけれど、明治が始まると、1877年の西南戦争で武士側に立っておえる。」

ここら辺、政治学的な力学がわからないとなんのこっちゃ、ということである。

 

立憲制を憲法で取り入れるにしても、当時としては比較的「穏健」なドイツの立憲君主制を参考にした、といってもなんのこっちゃ、である。

 

文化史についても当然ながら、その当時の下部構造にリンクした上部構造の表れとして文化がある、ということなのだけれど、そこがわからないと写実的だとか質実剛健だとか言われてもだからなに、という。

 

あえての下部構造だとか上部構造だとか言ってみたけれど、

個人的には「国家社会主義ドイツ労働者党」みたいな固いキーワードを記憶するのが好きなように思う。

 

中学校に入って「中央集権」という言葉を覚えたけれど、これもきちんと教科書を読み込むと、農業をやっていたのが、中央集権的に都を作り、道なんかを作って商業、そののちに工業的なインフラを整備する、ということができるようになる、ということも書いてはある。

 

ただその行間はわかってないと読み込めない。

 

江戸の後半で1853年にペリーが来て、日清、日露で勝って、特に日清戦争の賠償金では1901年に八幡製鉄所を作って工業化し、1911年頃には不平等条約も解消する。1902年には日英同盟を認めてもらえるくらいに近代国家づくりがうまくいった、みたいなつなぎ目がわかるから年号の暗記も楽しくなる。「朕は国家なり、鉄は国家なり」も不思議と浮かぶ。

 

その後大正はなんとなく大正デモクラシーな感じでリッチな感じになるけども、関東大震災あたりからなんとなく不穏になり、世界恐慌もあって大戦、みたいな話になる。

 

1923年が震災(9/1)、1929年に大恐慌、1939年(9/1)に大戦開始。

2009年リーマンショック、2011年が震災、2020年コロナとなっている。

 

震災から20年くらいをみておくと2030年くらいまではいろいろあるのかも、くらいに思っておく、とか。

 

無駄に長くなってしまった。薄い本が好き、ということだったが。