世知辛い世の中。
学生時代はミッション系というブルジョアチックな大学に通いつつ「共産党革命」などを基本テキストにゼミをうけていた。
それなのに結局の所「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでいかに労働をせず世知辛い世の中で安泰ポジションをいかに取るかを考えている。
結局の所そんなところで落ち着くんじゃないのか?とも思っていたけれど、紆余曲折はあれど経済的には普通だ。
格差社会は結局是認され、持つ者と持たざる者が普通に競争することになった。
なった、というよりは是認の部分が大事かもしれない。
うすうす気づいてはいたけれど、結婚市場まで数値化されてしまう。
それで思うのが「元手」である。
資本主義で競争するには見込みの部分も含めて元手で競争する。
学歴のみならず、見た目の良さ、なども含めてである。
そこから先も異業種交流会なり懇談会なりで元手を見せ合って値踏みをしあう。
女性の世界だと市場化されていない会合でもマウンティングをしあうのが基本ではある。
元手を高めようといろいろなセミナーに出たりしても場合によっては搾取部分の方が大きいことも多い。そこでも結局値踏みやマウンティングがされて、勝てない人は元手が増えない。どこも優秀な生徒や人材をとりあって実績に使おうとする。使わざるを得ない。
「辛酸なめ子」さんという著名人がいらっしゃるが、この方の視点も同じだと思う。シゲコなどといいつつ、自分は男性である元手を生かしてよいポジションももてる。なめ子さんは女性でありつつ、女性が隠蔽している部分を身を挺して突撃しつまびらかにしてしまう。
「シゲオさんのコーチング受けるとどうなりますか!」
こんなやりとりがある。
逆の立場で自分がコーチを受けた人で「500%の力で応援させていただきます!」といっていた人がいたが、実はたいしたことなかった。きっと元手がたいしたことないから5倍にしてもたいしたことなかったのだろう。
自分はというと
「悪いようにはしませんよ。」
元手をお互いに高めつつ、世知もわかった上で若干甘めに世知甘く行きたい。