円高、円安というのも子供のころからなかなか覚えられなかった。
円の数が大きくなったら円安、小さくなったら円高。そんな感じで丸暗記したらそれはわかるようになった。
輸入業者の立場だとして、1万ドル分の輸入をするとする。
現在1ドル145円として、
145円で買う為替予約をしておいて、決済時にドルが150円で5円円安になっていたら
5円×1万ドルの5万円の為替差損が防げてよかったね、となる。
逆に決済時に140円で5円円高になっていたら為替予約してた分で決済しなければいけない
(取消できない)ので市中レートで決済できれば得られていた5万円の為替差益が得られなくなる。
そんなお話。
為替予約みたいに取消ができないのを嫌うのであれば145円レートで買えるコールオプションを
手数料を払って買っておいて、円高になっていたらオプション行使しないで市中レートで決済すればいい、
そんなお話。輸入業者はお金をドル建てで払うので円をドルに換金する(ドルを買う)必要がある。
だからドル買いやコールオプションという。
ただまあ、理論上はそうなのだけれど、クレジットカードだとか電子マネーで払ってるご時世に、
ある意味前近代的とも思ったりする。リアルタイムで状況なんてすぐわかるものだと思っていたから
ちまちま伝票や帳簿を整理する、という発想がいまいちつかめなかったところがある。