台風が来たり、連休が3回もあったり。
これは夏から意識を遠ざけるための罠である。
泣きわめかないようにお菓子やおもちゃであやされて気をそらしているうちに注射でも打とうとしているに違いない。
もう42歳だからそんな手にはのらない。
ゴールデンウィークは冬のリハビリのためにあり、夏の計画のためにある。
計画を立てていない秋になると何をしていいかわからず、冬よ来ないでくれと祈るばかりでいたずらに過ごす。
そんな夏も強いて言うならばクーラー漬けなので身体がだるくはある。
そんなこんなはあっても甲子園の地区大会の準決勝あたりの頃が一番上り調子でよい。
「秋には紅葉があるでしょう?」
というけれど、植物の色素が抜けて、乾燥していくさまである。
しわや白髪、ハゲていくのを鑑賞していることになる。
楠木建先生風に言えば、まさに上からハゲ目線だ。
冬に南国へ行く計画を考えるも帰ってきてからの反動が激しそうで考えてしまう。