「契約不適合責任」
2020年4月1日の民放改正でできた。
「瑕疵担保責任」で学生時代散々学説の争いがあったところが、
明文化された、部分。すっきり、である。
その他にもイミフなところがだいぶ直ってすっきり。
正直言うと錯誤だとか共謀虚偽表示だとか意思表示はあまり好きじゃない。
あるいは物権変動の対抗関係とか。
あまりにも理屈の話であったり、そもそも登記と権利関係って本来セットでしょ、という。
制度がしっかりしていないのを解釈で補う、的なお話が学生の頃から大嫌い。
たとえていうと腐った食事を食べないよりはましなのだから、食べられるところだけ食べる、
というようなお話である。
明治時代はこういう背景がありました、立法の趣旨はこういう風に言えるんじゃないか、ああも言えるんじゃないか、
ってそれこそ「それってあなたの意見ですよね」の世界である。