それにしてもオリックスは粘り強い。
あえて記事にするけれども今年のシリーズは玄人好みに仕上がっている。
2023年のオリックスはシリーズ制覇しようとしまいと自分の糧になるような、
時々思い出したくなるような年になるだろうと思う。
渋いな、と思うのが比嘉なのである。
去年のシリーズでも出てきてキーマンになっていたけれど、
地味にすごい。内野ゴロ2本で1点取られているけれども、
きちんと計算どおりの1点で火消し。
今年の成績も調べてみたら30試合。そしてイニングでいうと20なので
昨日のように1アウトで出てきて2/3のようなケースで投げているようだ。
もうとっくに引退していたと思っていたが、渋い。
9回のワゲスパックはちょっと危ないな、とは思っていたけれど、
外国人選手というのは去年のヤクルトのマクガフのように、
異様なプレッシャーにやられてしまうことがある。
とはいえ、毎日平野も使えないだろうし、ワゲスパックはどうなるかわからないけれども
7戦目あたりで効いてくる、という気がしないでもない。
短期決戦とはいえ、最大7試合あることを考えると、
1イニングでも1打席でも、あるいは打者1人でもいいから流れを整えていく、
それが痛いほどに伝わってくるシリーズ。
爽快感はないけれども、そんな野球もたまにはいい。