切り口。
これも因果関係同様にわかりにくいある種のマジックワードである。
切り口とはMECEのために大事、といっても、そのもれなくダブりなく、が大事か、ということである。
最近思うのは切り口はあくまでも相手のためのもの、ということである。
ビジネスに限らず、個人のお悩みでも同じ。
結婚したい、という人にはとにかく「結婚」が1つの切り口でよい。
売上上げたい、という人にはとにかく売上が切り口でよい。
そのように考えている。
最終的に違う切り口は出てくるものだけれど、
相手がラーメンというならラーメン、ビールといえばビールというのが基本だと思う。
「わかってねえな、お客さん。ラーメンやビールじゃねえだろ。悪いこと言わずにロードバイクにしておきなよ」
という職人肌スタイルもあって、それについて行くスタイルもあるけれど、それはラーメンやビールで満足した後に提案するのでよいと思う。
「ちょっとカロリー高かったから運動とかしたくなったりします?」
「ああ、そうですねえ」
「ロードバイクとかどうですか?走るのと違って気持ち悪くもならないし。」
「いいねぇ!」
こんな感じ。
実際には自分の得意なスタイルで自分の得意なタイプのお客さんを選べばいいので、あんなんは邪道だ!なんて言わないでもいいとは思う。