「ショットやスイングを見ると80台くらいに見える」
と言われつつ、100すら切れていないのはひとえに
「いいボールを投げるが、コントロールが悪い、肝心なところで打たれている」
という状態である。
ゴルフも野球同様、コントロール、そして組み立てなのだ、ということが最近実感できるようになってきた。
野球的には「無茶苦茶コントロールがいい」ということになっているが、技術的に磨いたというよりも「ピッチングそのものがよくわかっている」ことが前提であとからついてきたものだ。
具体的に言うと
技術的には「鋭く曲がる変化球」「大きく曲がる変化球」などを目指してしまいがちである。
実をいうと
「ほんの少しスライドするボール」「ほんの少しシュートするボール」だとか、
「2ナッシングで目先を変えるために大きく変化するボール」だとか用途が先に来るべきなのだ。
ありがちなのが、
初球ストライク!手が出ない。
2球目もストライク!空振り。
そして3球目あたりからファール、ボール、ファール、ポテンヒット、などと続くパターン。
「お前のボールは打てないぞ!」
などと野手が声をかけても信じてはいけない。ピッチングになっていないだけなのだ。
ゴルフでも125ヤード圏内に入るまでは「2ストライクをとる」「2塁にランナーを進める」にすぎない。
・空振りでストライクを取るよりはファール、ファールで2ストライク。
・攻撃の時も相手のエラーで出塁、盗塁か進塁打で2塁。
こんな感じの方がいい。
3つ目のストライク、アウトをどうとるか、と同様に、どのようにカップに沈めるか。
野球で2ストライクを取った後の「臭いボール」をたくさん準備したように、ゴルフも125ヤード圏内のシュミレーションや打ち取り方を技術だけでなく、ケースメソッドとしてたくさん持っていくことだと思う。