卓球。
得意というわけでもないが、いい感じで好きである。
子供の頃は公民館でやるような、遊びのうちの1つだった。メジャースポーツの野球をやっていたこともあり、卓球はあくまでゆるく遊べる遊びだった。
思い出す最初のいい思い出は、24の時に初めての海外でカナダに行ったときのことだった。会話力に難があるために会話だけでは続かない。会話力があったとしても会話だけで語り合うのもちょっとキツくはある。
【カナダで卓球】
となると、若者同士、夜はお酒を飲みつつ、音楽をかけてダンスしたり、ビリヤードしたりな感じになる。ノリで踊れた自分はそこそこ楽しかったりもしたが、ちょうどそこにあったのが卓球台だった。アジア人の方がカナダ人に合わせているような感じもした。なんだかリラックスがてらカナダ人と何時間も卓球をやっていた。それが最初の思い出である。ダンスもビリヤードも楽しくはあるけれど、なんとなくではあるけれど、欧米文化というか。卓球はどちらかというとアジアっぽい感じがして、背伸びをせずに楽しめたから思い出に残っている気がする。
【箱根で卓球】
次に思い出すのもやはり外国人と、だった。ちょうどニュージーランド人の友人と後に結婚するフィリピン人とで箱根に行った。そこにも卓球があった。温泉で卓球だからコテコテに日本な感じだけれど、そんなことはわからずみんなで卓球に興じていた。
【ケニアで卓球】
ケニアに行ったとき、とまったロッジのプールサイドに卓球台がおいてあった。アフリカ人のボーイさんに聞くと、中国人がたくさんとまりにくるのでおいてあるのだ、と。このボーイさん、「じゃあやる?」などと客の相手をする体で要するに普通に遊びたいだけなのだった。しかもうまくもなく「おしえてくれ」という。ケニアのロッジは近くをキリンや象、シマウマが歩いていてそこでケニア人とアジア人が卓球をしているのもなんとなく面白かった。
【繁華街で卓球】
「酔って卓球」案外異性と卓球をするんだな、と思う。
酔うと「バッティングセンター行きたい」というおじさんがいる。一方でなんとなく「ダーツやらない?」「ビリヤードやらない?」という流れがある。ここで「卓球」を挟まれたり、挟む人間性である。
繁華街の卓球でまず浮かぶのが「歌舞伎町の風林会館の卓球」であり、デンジャラスな感じが好きである。夜と言わず昼でもここが楽しい。ホームページをみるともうなくなったらしいが。ちっちゃいゴルフ練習場があるようなので再訪したい。
結婚式の二次会パーティ会場でリゾートな感じで卓球。
立川店│Bora bora│ボラボラ DINNING&KARAOKE
繁華街でならばここ。シュミレーションゴルフもいくならここ。
【スポッチャで卓球】
ここからは息子と卓球なのだなとおもう。スポッチャは要するにゴルフとか野球とかバスケットとかいろいろなスポーツを遊園地に遊ぶという。その中に卓球があった。当時4,5歳の息子には初めてふれるスポーツばかりの中で道具も軽い卓球が一番面白かったとのことだった。
http://www.round1.co.jp/service/spo-cha/
【北海道で卓球】
北海道に雪祭りをみに家族で旅行に行った。クラブツーリズムのバスツアーだったが、宿泊先のアパホテルにこれまた卓球台があった。外は寒く、そして暗かった。ホテルにこもるしかない状況だったこともあり、ひたすら息子に卓球の特訓をしていた。
【蒲田と久米川で卓球】
蒲田というのはなんともいえず、大阪みたいな雰囲気の街である。コテコテの街にやっぱりあった、バッティングセンター併設の卓球場。併記で書いたけれど西武線沿線のドローカルな感じの久米川にもバッティングセンター併設の卓球場があった。やっぱりノスタルジックでよくて、2018年の夏の思い出というとなぜかふと浮かんでくる。
国際交流、異性との交流、親子との交流の間になんとなくいつも卓球。
なんでだろう?と思うに、バッティングセンターとかボウリングは手が痛いけど、卓球は痛くない。ビリヤードやダーツは大人な遊びで集中力が必要だけど、卓球はそこまでせずともできる、とそんなところが浮かぶ。
いつも想ってなくてもいいけれど、すぐ思い出せる。身近ではなかなかないようで、実はいつもどこかにはある。
忘れてしまいそうなのに、思い出すと懐かしい。