土曜日は毒々しいまでに暑い中、山梨にゴルフへ行った。
毒々しい色のサンバイザーを被っていたのだが、35度以上の炎天下でサンバイザーではよろしくなかった。キャップは野球帽みたいで嫌だ、などと駄々をこねていたが、先ほどアマゾンでポチった。
山梨というのは山岳コースなので、降りたり登ったりがはげしい。冗談抜きに本当に登山なのである。重い荷物はカートに載せられるが、その分山にある木陰ではなく炎天下の地獄のようなロードを歩いて行く。
こんな中でやりたいほどゴルフが好きなのか、というとそういうことは考えない。
ふらふらになった下半身でも粘ろうと意識しつつ、こんな状況でも出せるナイスショットと維持できるフォームの美しさ。そこへの意欲のみである。
毒々しいまでの日光浴を終えるとなぜか元気になってしまう。
かつての毒々しい炎天下での千本ノック、300球の投げ込みなど経験してきてしまうと回路ができているので、またやりたくなる。毒々しさを感じるとサバイブ本能がよみがえるわけか。
とはいえ、ユニクロのスポーツサングラスであったり、アンダーアーマーの長袖コンプレッサーは必需品であった。
雨の日修業に比べればなんてことはない。
毒々しい修業はまだまだ続く。
毒々しさが生きる意欲になっている、というのは正しく免疫機能を作っている、ことの証左でもあるかもしれない。
差別の根源はアレルギー体質である。多様性をふわふわ頭で啓蒙するよりは毒を食らって免疫を高める。免疫力のある身体をつくることが結果的に多様性を作って行く。